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春くらべ7(ハイエロ)

春くらべ7 NTR
明るく真面目で天然キャラな綾と、愛されたい気持ちを捨てられない押しに弱い香純。 学園もののNTRで、広木はスキャンダルで香純を失い、自分の欲で綾まで失います。 綾も香純も欲しい。最低なのに「男なら分かる。」そんな一作です。
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「春くらべ7」の作品解説

作品として面白いのは、綾も香純も手放せない広木の欲張りっぷりです。綾と同じ家から登校する始まり方は完全にラブコメなのに、香純のスキャンダルで空気が一変します。楽しい場所だったマンションが消えて、香純も学校に来なくなる。綾との時間も、香純への未練も、どっちも欲しい広木のダメさが全開。

綾ともっと一緒にいたい。香純も気になる。家では両親のことでしんどい。バイトで疲れている。そんな状態で欲とイライラを抱えたまま突っ走り、広木は綾との関係を最低な形で壊します。綾に去られた時点で、「こいつ本当にやらかしたな」となります。

香純にも会えない。綾とも絶交状態。二人とも失ったと思わせたところで、全部失った香純が学校に戻ってくる。この再会がかなりズルいです。読者は「ここで香純かよ。広木の鬱憤、全部そっちに向かうやつじゃん」となります。

綾も好き。香純も好き。どちらも手放せない気持ちは、男として分かってしまいます。だからこそ読後は「広木、お前は最低。でもその欲張り、ちょっと分かる」となります。

「春くらべ7」の作品情報

この作品のヒロインタイプ

綾:天然

綾は、明るくて真面目で、ちょっと天然な同級生タイプです。いつもニコニコしていて話しやすいのに、ちゃんと傷つくし、限界が来たら黙って離れる。そこがいいです。何でも許す都合のいい子ではなく、普通に好きで、普通に怒れて、普通に泣けるから刺さります。

香純:押しに弱い

香純は、自信のなさと愛されたい気持ちで動いてしまうヒロインです。華やかな場所にいた時より、全部失って戻ってきた時のほうが妙に目を引きます。広木の初恋で、未練で、放っておけない存在。読んでる側は「綾を大事にしろ」と思っているのに、香純が出てくると一気に心がぐらつきます。

この作品のテーマ

この作品のテーマは、学園もののNTRです。綾は広木に傷つけられ、香純には加藤の想いが残る中で、3人の気持ちが別の相手へズレていきます。

綾との幸せが始まった直後に、広木が自分の欲とストレスで全部ぶち壊します。朝から一緒に登校して「もう綾ルートで勝ちだろ」と思ったら、香純のマンションは使えなくなり、香純本人も学校に来なくなる。居場所を失った広木が綾に最低な形でぶつかるので、「お前、そこで踏み外すのかよ」となります。

広木は綺麗な主人公ではありません。綾を好きで、香純も気になって、家の問題まで抱えて、最後は弱さを好きな子にぶつける。このダメさがあるから、三角関係が妙に生々しいです。

香純も厄介です。華やかな場所にいた時より、全部失って戻ってきた後のほうが目を引く。綾を失って、香純にも会えず、溜まりに溜まった広木の鬱憤が、再会した香純へ一気に向かう。広木に対して「最低だな。ゲスすぎだろ?けど好き。」となります。

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